Treasurebox

玉手箱みたいな日々をつづる日記です

茶道のおけいこ(菊のお菓子とハロウィンの干菓子)

もはや「お菓子」が楽しみとなっている茶道のお稽古ですが、本日のお菓子は、こちら!

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ハロウィン時期なので、「カボチャ?」と思ったのですが、「どうみても菊でしょ!」と先生はおっしゃいました。(はい、、、失礼しました。)

美しいお菓子に身も心も魅了されますね。何て美しい!

 

そして、干菓子はこんなのでしたよ!すべてハロウィン!

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(茶道でハロウィンて・・・何文化やねん!)

 

先生も、ハロウィンが何なのかよくわかってませんでしたけど、お菓子屋さんはいろいろなお菓子を作って大盛況みたいですね!

何でもビジネスに結びつけちゃう日本人、貪欲で良いね!

 

本日のお花は、百合(ゆり)と椿(つばき)でした。こちらも素敵だね~!

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それにしても、静寂の中でお茶を点てて、いただく。

慌ただしい毎日の中で、このような素敵な時間を持つことができるなんて本当に幸せだなぁと思います。

 

岡倉天心先生の『茶の本(Book of Tea)』の第1章の最後の部分を引用します。

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The heaven of modern humanity is indeed shattered in the Cyclopean struggle for wealth and power.

現代における人間性の天は、実際、富と権力とを求めるための恐ろしい大闘争の中に粉砕されている。

(中略)

Meanwhile, let us have a sip of tea.

そのあいだ、一碗の茶をすすろうではないか。

The afternoon glow is brightening the bamboos, the fountains are bubbling with delight, the soughing of the pines is heard in our kettle.

午後の光は竹林を照らしている。噴水は悦びの音をたてている。松籟(しょうらい)はわれらの茶釜に聞こえている。

Let us dream of evenescence, and linger in the beautiful foolishness of things.

はかないことを夢みようではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。

 

*松籟(しょうらい)・・・松の梢(こずえ)に吹く風。また、その音。

(第1章、人間性の茶碗 “The Cup of Humanity" より)

 

 

 

そして、いつか着物でお茶会、楽しみだな~!