Treasurebox

玉手箱みたいな日々をつづる日記です

なぜ通訳ガイドを続けるのか

今日は、福井県のインバウンドの現状について、お話を聴く機会がありました。

福井県は、もともと、「もの作りの県」であり、観光で何とか収入を得ようという発想も、魅力を伝えようとするPR力も弱いという話がありました。

f:id:treasureboxes:20171127223110j:plain

たしかに、メガネにせよ、和紙にせよ、打ち刃物、越前焼、繊維、化学などなど、ものづくりで産業が成り立っているので、別に観光に力を入れなくても、十分やっていけるんですよね。

 

 ほとんどが共働きですし、そこそこ世帯収入も貯金もあり、教育に医療など、現状に満足しているから、あえて、わざわざ観光客をたくさん招いて、観光収入を得ようという考えがもともと薄い!

 

福井人は、当たり前だと思っていることでも、他県の人にとっては、結構素晴らしいと思われることもたくさんありますが、あんまり、PRする気もないし、PRは特に下手!

 

幸福な県とか、よく言われますけど、収入を得たいというよりは、家族とか友人とかと過ごす時間の方を大切にしている人が多い感じはしますね。たくさん仕事して収入を得ることもいいんですが、それだけだとむなしいというか。

 

 家族や親戚とか、友人とか、仲間たちと過ごす週末や平日の夜の集まりなどを楽しむという雰囲気はある気がしますね。買い物する場所も、あんまりないし、何が楽しいって、仲の良い人々と過ごす時間だったりする。

 

あと、結構、勉強熱心な県民性があって、例えば、勉強会をするのに、部屋を借りようとすると、大変!勉強会グループがたくさんあって、部屋がない! いろんなグループがあって、人気の研修室などはすぐに取られてしまうので。 田舎のくせに、勉強会とかは、多分盛んだと思う。

 

 で、私の仕事の話になりますけど、通訳ガイドを、細々と続けてきている私ですが、別に、通訳ガイドなんて、やらない方が、実は楽だし儲かるんですけどね! 

教育業に専念すれば、そこそこ稼げる自信もあるんですけどね!でも、なぜか、ほそぼそと、たまーーに依頼があれば行くんです!

 

 自分でも、なぜだろうか? と思うわけですよ。

 

 こんな、観光業界に力を入れていない福井県で、インバウンドなんて!って思うのですが、いつ辞めてもいいんですよね!正直なところ。明日からやめてもいい!

 

でもね、今日、じっくり考えてみましたらね、これは、夢とロマンなんですよ!

成長したいの!私!

 

 

生きている限り、成長したい!

だから、どんな環境に置かれても、多分、成長できることは続けると思う。

 

 

英語、教えるだけじゃ、おもろくないやん!人生!

需要はありますけど、せいぜい、受験英語でしょ!英検対策とか! つまらんよ!テスト対策なんて!

 

 

たとえば、実際に、外国人が「禅」を体験を通して感じて、「日本の心」を少しでも感じて感動している姿を見ている時、日本人として、本当に世界に発信しているぞ!と感じるのは、やっぱり誇らしいですよ。 

なかなかこんなに「日本人」を実感できる仕事は少ない!

 

海外で恥ずかしい思い、結構しましたからね!

 

だからね、仕事なくてもいいから、福井の魅力を世界に発信しようかなと思って!

ただ観光名所を発信しても面白くないから、そこは工夫して!

 

そんなことを、ふと思った本日でした。