Treasurebox

玉手箱みたいな日々をつづる日記です

茶道(パンパス編):ヨーロッパの10代の留学生と茶道のお稽古!(『茶の本』英文引用あり)

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後ろの「すすき」のようなものは、ブラジル原産の「パンパス」という植物だそうです。日本の「すすき」によく似ておりますね。

下の方には「ほおずき」もあって、いつも季節感が感じられて、お花を眺めるだけで気分が良いですね!来月の、「中秋の名月」もとても楽しみですね。

 

昨日は、お稽古仲間の愛すべき新人マダムがお休みでして、お会いできないのが大変残念でございましたが、その代わりといっては失礼ですが、ヨーロッパのある国から来た外国人留学生(高校生)と一緒にお稽古をしました。

 

日本に来てから、半年ほどですが、高校の茶道部に入って週に1回茶道のお稽古を受けているそうです。昨日は、たまたまいろいろな条件が重なって、一回だけ私たちと一緒に体験をするということでした。

 

日本に来てから茶道部に入ったという割には、若いからか、先生が素晴らしいのか、はたまた、やる気がみなぎっているのか、(←茶道でこの表現はちょっと違うか・・・)

1つ1つの所作が、とっても丁寧で美しかったです。見とれたね。なかなか。

やっぱり、誇れますよ。日本文化として。茶道は。

周りを穏やかな気分にさせてくれますね。すばらしい!

 

戦国武将達が、刀を一切持たずに茶室に入り、敵も味方も無く同じ狭い茶室の中で、

「一期一会」の精神で茶をたしなんだというのもわかる!

 

 

 

で、

 

私はといいますと、多少、事前に練習して、作法を体で覚えて昨日はお稽古に参加しました。手順だけは覚えているということで、パニック状態になることは全然なく、1つ1つの所作をゆっくり丁寧にできました。(←最低限、当たり前のレベル・・・。)

 

ま、茶室に入る時に、いきなり、茶筅(ちゃせん)がお茶碗から畳の上に、コロンと落ちたんですけどね、、、、。

(うそーーーーーーーん!!!!もうやだーーーー!!!)

って思いつつ、それ以外は、何とかできた!

(↑↑↑こんなに自分に甘いから成長が遅いのかも!)

 

 

 

せっかくなので、『茶の本』(The Book of Tea)(岡倉天心)から引用を載せます!

この本は、1906年5月にニューヨークで出版されました。

 

なぜ『茶の本』を世界に向けて出したのかな?という意図が垣間見れる英文だと私は思いました。

 

Much comment has been given lately to the Code of the Samurai― the Art of Death which makes our soldiers exult in self-sacrifice; but scarcely any attention has been drawn to Teaism, which represents so much of our Art of Life.

「さむらいのおきて」(武士道)ー我々の兵士たちを喜んで自己犠牲におもむかせるあの「死の術」について、最近多くの論評がおこなわれている。

しかるに、われわれの「生の術」についてじつに多くを説いている茶道には、ほとんど何らの注意も払われていない。

(Chapter 1, The Cup of Humanity:第一章、人間性の茶碗 より引用)

 

本はこちら!

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いろいろ深くて面白いね~~~!

 

あ、お菓子の写真は撮れませんでしたが、

「菊」の形のとっても可愛い和菓子でございました!

次回のお稽古も楽しみでございます!

 

 

 

 

 

 

 

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