歩いて感動した八日市通り「木彫りの里」(富山県南砺市、瑞泉寺門前)
通訳ガイド研修で初めて訪れた富山県の南砺(なんと)市にとってもユニークな場所がありました。その名は「木彫りの里」!
瑞泉寺(ずいせんじ)の門前の八日市通りという石畳の通りがあるのですが、素敵な木彫りの彫刻があちこちにあって、歩きながら興奮してしまいました。
もくじ
八日市通りの素敵な木彫りの彫刻の数々をご紹介
スタート
七福神があちこちにいました!
通り沿いをいろいろな木彫りの彫刻が迎えてくれまして、探すのが楽しい!
普通の人の家の表札や、お店の看板にもカワイイ彫刻がたくさんありました。表札は名前が入っているので載せるのはやめました。
バス停も木彫り
電話ボックスも木彫り
お店もいろいろありまして、ゆっくり来たいですね。
これなんか、すごくないですか?
木彫り職人さんのお店もたくさんありまして、中が見えるようになっていたりします。
ノミで木を打つ音が聞こえてきて、歩きながら美しい音色を聞くこともできます。
お寺が近づいてきたらこんなものも登場
お清めの場所
苔むした感じがまたステキ!
このお神楽さん、近づくと、口を開けてしゃべります。ビックリした~!
瑞泉寺もすごかった!
戦国時代には、越中一向一揆の拠点であったお寺だそうです。いかに勢いがあったかが、お寺の規模を見ると、肌で感じることができました。
雪のため、外のお寺の写真が撮れませんでしたが、山門の精巧な彫刻の素晴らしさと、巨大な本堂は訪れる人が息をのむ美しさです。
お寺の中の彫刻は写真を撮れました。
福井県の永平寺もそうですが、釘を使わないで、木を組み合わせています。相当な技術を必要とします。
上の方にある彫刻見えますかね?全て異なるストーリーが描かれています。
巨大な本堂の周りを、様々な彫刻がぐるりと囲んでいます。
本堂の軒下の龍のような彫刻
本堂の屋根を支える柱にも木彫り彫刻が!これが計4本あるのです!すごい!
なぜこんなに彫刻が盛んなのか?
瑞泉寺は、一度、火災で燃えてしまったそうです。京都から木彫りの職人さんを招いて技術を伝えてもらいながら、一緒に再建したそうですが、その際に、伝えられた技術が今でも大切に伝えられているとのことでした。
燃えてしまったことは残念ですが、それがきっかけで、木彫りの技術が伝えられ、繁栄し、現在に脈々と伝わっているということは素晴らしいことですね。
瑞泉寺の彫刻の数々をこの町の職人さんが全て手がけているそうです。現在では、全国から木彫り職人を目指して、師匠に弟子入りしたいという若者の応募があるようです。
まとめ
アートが好きな方には特に楽しい場所だと思います。瑞泉寺も、雪のために山門など、あまり写真が撮れませんでしたが、技術の結集といった感じの素晴らしいものでして、ずっと眺めていたい気分でした。
お天気が良い日に、スマホでないカメラを持参してもう一度ゆっくり訪れたい場所です。富山県はすばらしい観光資源に恵まれていてうらやましい!