越前和紙の里【卯立(うだつ)の工芸館と紙の文化博物館】
日本で唯一、紙の神様を祀る神社として有名な「大瀧神社」のことを書いたのは4月でしたか。これね!
大瀧神社以外にも訪れていた場所を今ごろ記録です。早くご案内できる日が来るといいなあ。
越前和紙の里
地図はこちら!
http://www.echizenwashi.jp/information/pdf/pamphlet_area.pdf
卯立の工芸館
和紙の里の中にあります。
「うだつ」とは?
特徴的な屋根の形「卯立」(うだつ)といいますね。
江戸時代頃から、装飾となってきた「うだつ」は、財力の象徴となり、裕福なお宅に立派なうだつが上げられたようです。つまり、繁栄の象徴なのです。
「うだつが上がらない」→いつまでたっても出世しない、豊かになれない、という意味ですね。
江戸時代の中期の和紙を作っていたお宅をそのまま「和紙の里」の敷地内に移築したそうです。
館内の様子
江戸時代のお宅の雰囲気です。和紙作りがいかに生活に密着していたかが一目瞭然。
中に入っても良いよと言われたのですが、先を急いでいたのでこの日は写真だけ。
田舎に帰ってきた雰囲気を味わえて、ほっとしました。
和紙作りの全行程を見ることができる
伝統的な手作り和紙の全行程をここで生で見ることができます。
「こうぞ」など和紙づくりの原料や、それらの植物を煮る釜などなど
煮た後の繊維の多い原料。余分なものを取り除いて、紙を丈夫にするため、叩きます。
これくらいの量だと2時間くらいは叩くみたいです。
紙すきの様子。若い女性がものすごい手際よく紙すきを見せて下さいました。
動画を撮ったのですが見当たらず残念・・・。
若い方々に伝統的な技術がしっかり受け継がれているのを見て、嬉しくなりました。
漉いた紙は、大切に一枚一枚重ね合わせて、余分な水分を取り除きます。
この後は外や暑い部屋でしっかり乾かすだけです。
越前奉書紙のできるまで
紙の文化博物館
入口にある素晴らしい「紙のアート作品」そして、2階の展示物に関しては写真撮影不可でした。その他はOKだそうです。ここからは写真だけ!