金沢で「禅」を感じる場所:鈴木大拙館
仏教哲学者として日本の仏教を世界に紹介し、特に「禅(Zen)」という説明しがたいものを分かりやすい英語で伝えた方です。
金沢に生まれた方で、執筆活動に加え、欧米の有名大学で仏教の講義もされました。
もくじ
- 鈴木大拙著「禅学への道 An Introduction to Zen Buddhism」
- 住宅街の静かな場所にある「鈴木大拙館」への行き方
- 生誕の場所にある鈴木大拙先生の像
- 谷口吉生(たにぐちよしお)設計の建物や空間や庭
- 庭園は閉鎖されていた・・・
- 思索空間
- 建物内部は撮影禁止ですが、すてきな空間でした
- 感想
鈴木大拙著「禅学への道 An Introduction to Zen Buddhism」
英語と日本語の両方が一冊で読める本です。
Kindleより読みやすいです。
相変わらず理解は全然できてませんが・・・。英文が素晴らしいなと思い勉強のために購入しました。
住宅街の静かな場所にある「鈴木大拙館」への行き方
周遊バス「本多町」にて下車し、大通りから1本細い道に入って、住宅街の方に進んでゆくと自然に囲まれた静かな場所に、鈴木大拙館はあります。(入場料:一般300円)
駐車場は無いので、車の方は近くのコインパーキング利用。
生誕の場所にある鈴木大拙先生の像
鈴木大拙先生はこの美術館のすぐそばで生まれたそうです。
銅像がありました。
引用はシェークスピアから。
"Oh, Wonderful, wonderful~"
谷口吉生(たにぐちよしお)設計の建物や空間や庭
水の使い方が印象的な建物と庭園でした。
「水鏡の庭」と呼ばれる大きな庭の池をしばらく眺めていると、自動的に定期的にボコボコといって波紋が広がります。
庭園は閉鎖されていた・・・
この庭の奥に、庭園があるそうなのですが、この日はあいにく閉鎖されていました。
また次回機会があれば行ってみたいと思います。
思索空間
水の庭園をゆっくり眺められる場所に、ゆっくり静かに思索できる空間がありました。
禅寺のお坊さんは、畳半畳の上で坐禅を行います。
それを思わせる、畳半畳が椅子のようになって、思索空間は設計されていました。
のんびりリフレッシュする場所として素晴らしい空間ではないか、と思いました。
建物内部は撮影禁止ですが、すてきな空間でした
心が落ち着く、シンプルで静かなミュージアムでした。
そして、鈴木大拙先生を身近に感じることができる場所でした。
感想
個人的に、福井県の禅寺永平寺の案内をする際に、「禅(Zen)」がなぜ、世界から注目を浴びているのかが不思議でした。
欧米から坐禅をしにはるばる福井へ足を運ばれる方もいらっしゃいます。
禅とか茶道って、日本文化を凝縮している気がしてとても興味深いです。
それにしても、世界へ広く「禅」を紹介された方が金沢におられたということは誇らしいことです。