Treasurebox

玉手箱みたいな日々をつづる日記です

火事を目撃して思ったこと

昨日は、人生でまれに起こるであろうことが2つ身近で起こりまして、記憶に残る一日となりました。親戚の方の死去と目の前での火事の目撃。

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自宅ではない場所での火事目撃

今日と明日でお通夜とお葬式なのですが、昨日は、朝、訃報の第一報を聞きまして、関係個所に全て電話してスケジュール調整して、お宅へと向かいました。その親戚のお宅で、お手伝いといえるほどのこともできていませんが、できることをやっていました時に、

 

「火事だ―!」の叫び声が外から聞こえまして、慌てて外へ!

 

最初に見たのは、モクモクと上にどんどん上がっていく黒い煙!

30mも離れていない場所で、建物の上の方へと煙が上がっていました。

すぐに火事ってわかりますね。煙の出る量がすさまじいのです。

消防車を呼ぶ人、集まる人々

どこの場所から火が出ているのかと思いまして、近づいていくと、本当に近所!

めらめらと木が燃える音がして、お宅の庭の畑のような場所から火が上がって、勢いよく煙が出ていて、ものすごい勢いで燃え広がっているところでした。数軒の家が囲んでしる庭が燃えている感じ。ほおっておくと、数軒全部燃えてしまう!

 

「誰か消防車を呼んでーーーーー!」

 

と、近くで目撃していた方が叫んでまして、それを聞いた、どこかの会社の営業マンのような方が携帯で通報。警察に場所を伝えるのですが、地元ではないので、どう伝えたら良いかわからない様子。

目の前に見える公園の名前を言ったり、目印となる建物を言ったり、近くの住民の方に住所を聞いたりして、近くに集まってきた方々と共に通報していて、場所の説明に時間がかかっていました。

 

地元の人が通報した方が早いと思いました。でも、いち早く電話をかけて下さった冷静な方、見ず知らずの営業マンの方には皆さん感謝だと思います。本当に通りすがりの方ですから。

その方は、第一報を入れたにも関わらず、仕事中で次の現場に向かわれたのか、警察がかけつけた時には、既にもういませんでした。

勢いを増す火、消火器は?

通報している間にも、どんどん火が燃え広がり、煙が辺りにどんどん広まって行って、公園で遊んでいた春休み中の小学生の子たちも、口を手で覆って煙を吸わないようにしたりして。「危ないから、近づくな!」とその子たちに伝えたのですが、興味深々で全然遠くに行かない。

 

もし何かヤバいものが燃えていたとしたら、有毒ガスが怖いですよね。いつの間にか吸っていたとか、怖いですから。

 

誰か消火器で消火すべきと思いましたが、地元ではない場所での火事なので、全然知らない人ばかりで、どうしていいかわからない。

火の出たお宅の方が、まず消火器を出してきて、使い方がわからない様子でしたが、近所の方に聞いて、噴射!でも、慣れないから、火の上の方に噴射していて、地面に近い根元にかけるべきなのに、、、、。見ていてもどかしい!

あっという間に消火器の中身は無くなり、火は勢いを増す一方でした。

 

どうしたらいいかわかりませんよね。パニック状態になると、人は固まる。「何かしなきゃ!」と思う自分がいるのですが、どうしたらいいかわからない。

すぐにやってきたのは警察!

警察は早かった!3名、すぐに来た!消防車が来てほしいのに!

機敏に動いておられました。

 

住民は何をして良いかわからずでしたが、すぐにどこかから消火器を探してきたのか、持ってきたのか、多分、4本くらいですかね、立て続けに火に向けて消火器噴射!

 

大きく燃えていた火は、ついに収まりました!

心臓がバクバクして、怖かったのですが、怪我とかされた方もいない様子でした。

 

消防車も来た!

大きな火が収まってからやってきた消防車と大勢の消防団の方々。

もし警察が先に消火器を噴射していなかったら、多分、消防車が来た時には、大きく燃え広がって、数軒にまで及んでいたと思います。

ガラスとかも割れて飛び散っていましたし、風があって、燃える勢いがすごかったですから。

 

大がかりな道具をたくさん持参して大勢でやって来られましたが、火はほとんど鎮静化していたため、大勢は早めに撤収。後始末という感じのことをされていました。

 

担架とか、ホースとか準備して、ものすごいテキパキと動いていて、さすがだなあと思いましたが、大勢で動く分、警察よりも時間がかかるんですね。

つくづく、早めの発見と、消火器噴射の重要性を目の当たりにしました。

始まる事情聴取

カメラを持ったどこかの記者さん、登場!なんであんなに早く来るのでしょうか?

通報を聞いてるのでしょうか?火事があるとメディアにも情報が行くのですかね?

 

一番に駈けつけた方ではない警察の方が、第一発見者を探し、聞きとりスタート。警察に電話をかけてくれた第一通報者はその時にはもう現場にはおられませんでした。現場から去ってしまった第一通報者がどなたなのか?を探しておられました。

 

火が鎮静化した後にやってきて、現場を見ていない人が、現場の状況を詳しく聞きとり調査をするので、状況がわからず大変そうでした。iPad持参して映像を記録しておけば良かったと思いました。

 

火事を目撃して思ったこと

何か貢献できたら良かったのに

自分の近所で起きたら、自分の家の消火器と、近所の知っている人の家の消火器も持ってきてもらって噴射をやってみると思う。「他人の家にいる」、という状況でも、それができたら良かったなあと、冷静になってから思いました。

普段からの地元での近所づきあい大切ですね。地域コミュニティの強さがそういう時に発揮される気がします。また、通りすがりの場所で、何か突発的なことに遭遇しても、冷静に何かしらの貢献をしたいなと思いました。

撮影しておけばよかった

警察の方が、順番に近所を回って事情聴取されていて、見た人に詳しく状況を聞いてまして、私のお邪魔しているお宅にも来られました。

つくづく記録を撮っておけばお役に立てたのに!と後悔。一部始終を録画や写真撮影しておけば、警察の方に一目瞭然だったのに!と思いました。

近づいて撮ったりするのは危険ですが、カメラはそういう時に、役立つのだなあと。

何事も早いに限る!

対処は早いに限る。たまたま早く見つけた方がいらっしゃって、すぐに通報して下さった方がいたから、大事に至らなくて済んだのだと思います。しかも、警察の対応が正しくて早かった。連携プレーのたまものです。

一刻を争う時期には、早い適切な対応ができるようになりたいと思いました。

良い気付きを与えてくれたこの火事騒動に感謝です。